Skip to content

AWS EC2のt3.microをt3.nanoへ縮小してコストを抑える

t3.microを常時起動すると月1,000円以上かかっていたので、用途に対して過剰なリソースを削り、1ランク下のt3.nanoへ変更した手順をまとめます。

料金とスペック比較(2025-11-23時点)

AWSオンデマンド料金より。

インスタンス時間単価 (USD)vCPUメモリストレージネットワーク
t3.nano0.006820.5 GiBEBS のみ最大 5 Gbps
t3.micro0.013621 GiBEBS のみ最大 5 Gbps

常時起動(約720時間/月)で試算すると、t3.microの約半額まで下がる見込みです。

変更前のチェックポイント

  • ダウンタイムが発生する:インスタンスタイプ変更には停止が必要。
  • メモリは半減する:t3.microの1 GiBから0.5 GiBになる。常駐プロセスのメモリ使用量を確認。
  • EBSのみのインスタンス:ローカルストレージはないので、停止・起動でデータは保持される。

コンソールでの変更手順

  1. 停止する
    • EC2ダッシュボードで対象t3.microを選択。
      変更対象インスタンスを選択
    • 「インスタンスの状態」→「インスタンスを停止」を選ぶ(終了を押さないよう注意)。 インスタンスを停止を選択
      停止操作後の表示
      ステータスが停止済みになったことを確認
  2. インスタンスタイプを変更
    • ステータスが「停止済み」になったのを確認。
    • 「アクション」→「インスタンスの設定」→「インスタンスタイプを変更」を開く。
      インスタンスタイプ変更メニューを開く
    • 一覧からt3.nanoを選び「適用」。 t3.nanoを選択
      適用ボタンでタイプ変更を確定
  3. 再起動して確認
    • 「インスタンスの状態」→「インスタンスを開始」で起動。
      インスタンス開始を選択
    • ステータスチェックが合格(2/2チェック)になるまで待ち、SSHなどで接続テストする。 ステータスチェックが完了したことを確認

まとめ

  • t3.nanoへの縮小で料金を約半額に抑えられる。
  • メモリ減少によるサービス影響だけ事前に確認し、停止→タイプ変更→起動の3ステップで完了する。